君不在の詩

馳せた思いが戻ってこない。君はいるのだろうか。応答願う。

アナザーサイド

海の日に金峰山を登ったとき、
行きの電車からずっと一緒だった人がいた。
電車を乗り換えたとき、乗り換え前からいたなって気づいた。
僕からすると健脚を競い合ったつもりだけど、
あなたからするとストーキングに怯えた体験ということなのかもしれない。
ごめん。
帰りの電車にあなたは乗り、僕は乗り遅れた。
あなたはほっとしたことと思うけれど、
僕もほっとした。