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君の髪 こっそり触ってみたりした
深夜幹線道路の歩道
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別れ際 ぎゅーとかちゅーとかしたいけど
母子の幸せ願ってやめる
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君愛し君の子愛しいと愛し
部屋にてひとり愛しとつぶやく
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倫ならぬ契りをかわすかわりにと
肩に押さるるあなたの拇印
変なルートで思い出した。
妖精さん
トースターには妖精がいて、パンの焼ける匂いが好きで僕が食パンを焼くのを目をきらきらさせながら待っている。馬鹿らしいけど、そういう設定なら毎朝のお布団からの脱出がほんの少しスムーズかもしれない。
僕の勝手な希望を言うならば、匂いを堪能するだけじゃなく、たまったパンくずを食べてくれるとトースターがいつも清潔な感じになってありがたい。そして彼または彼女のビジュアルが黒く扁平でないことを強く期待する。
クラッシャーは少し悩む
最近僕は、旦那に知れたら怒られるくらい奥様と仲良くしている。
奥様と、そしてお子様と仲良くしている。
一緒のお布団に入ったとか、唾液と唾液を混ぜあったとか、手をつないだとか、
そういうことはもちろんない。
そうだとしても、旦那に知れたとき奥様とお子様はかつてのように愛してもらえるだろうか。
僕が楽しいという理由でそのリスクを放置するのは大人のすることだろうか。
少し悩む。