君不在の詩

馳せた思いが戻ってこない。君はいるのだろうか。応答願う。

妖精さん

トースターには妖精がいて、パンの焼ける匂いが好きで僕が食パンを焼くのを目をきらきらさせながら待っている。馬鹿らしいけど、そういう設定なら毎朝のお布団からの脱出がほんの少しスムーズかもしれない。

僕の勝手な希望を言うならば、匂いを堪能するだけじゃなく、たまったパンくずを食べてくれるとトースターがいつも清潔な感じになってありがたい。そして彼または彼女のビジュアルが黒く扁平でないことを強く期待する。